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VirtualBox ホストOSとゲストOSのファイル共有

概要

Windows10上で実行しているVirtualBoxで、ホストOS(Windows)とゲストOS(VirtualBoxで起動しているのCentOS)間でファイル共有を実施する手順を記載します。
利用する機能は「共有フォルダー」機能です。

環境情報

  • ホストOS:Windows 10
  • VirtualBox:Ver 5.2.8
  • ゲストOS:CentOS 7 64bit

設定手順

1.Guest Additionsインストール(ゲスト側作業)

仮想マシンの起動

f:id:undercovergeek:20180511080342j:plain

対象仮想マシンを選択し、上部ツールバー「起動」をクリックします。
ゲストOSにrootユーザーでログインし、カーネルアップデートを実行し、終了後にREBOOT。

# yum update kernel
# reboot

再起動後、rootユーザーにてログイン。
アップデートを実施し、必要なライブラリをインストール。

# yum update
# yum install gcc make bzip2 kernel-devel

f:id:undercovergeek:20180511075841j:plain

[デバイス]-->[Guest Additions CDイメージの挿入]を選択します。
セットしたGuest Additions CDイメージをマウントし、実行してください。
実行後、仮想マシンをシャットダウンします。

# mount /dev/cdrom /mnt
# cd /mnt
# ./VBoxLinuxAdditions.run
# shutdown -h now
2.共有するフォルダを作成(ホスト側作業)

f:id:undercovergeek:20180511075845j:plain

Windows10(ホストOS)側のフォルダを任意の名称で(例:vbox_share)作成してください。
次に、対象仮想マシンを選択し、上のツールバーの「設定」を押下します。

f:id:undercovergeek:20180511075847j:plain

設定(共有フォルダ)ウィンドウの右端にある"+"ボタンを押下。

f:id:undercovergeek:20180511075850j:plain

共有フォルダーの追加で、下記のように設定後"OK"を押下。

  • フォルダーのパス:Windows(ホスト)側で作成したディレクトリ
  • フォルダー名:任意
  • 読み込み専用(R):チェックなし
  • 自動マウント(A):チェック
  • 永続化する(M):チェック
3.ゲストOSの設定(ゲスト側作業)

仮想マシンを起動して、rootユーザーにてログインします。
ここまでの作業が正常に実行できていれば/mediaに接頭辞"sf_"のディレクトリがマウントされているはずです。

# ll /media/
合計 4
drwxrwx---. 1 root vboxsf 4096 5月 4 14:56 sf_vbox_share
4.事後作業

既存ユーザーをvboxsfグループに追加し、有効にするため再起動。
※追加しない場合、rootもしくはvboxsfグループ所属ユーザーのみアクセス可能

# gpasswd -a oracle vboxsf
# reboot

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