概要
主要なDockerコンポーネントついて記載します。
各コンポーネント
Dockerは複数のコンポーネントで構成されており、その中核的な機能のDocker Engineを使ってアプリケーションの実行環境を構築していきます。
コンポーネント名 | 説明 |
---|---|
Docker Engine | Dockerのコア機能 |
Docker Registry | イメージ公開/共有 |
Docker Compose | 複数コンテナ一元管理 |
Docker Machine | Docker実行環境構築 |
Docker Swarm | クラスタ管理 |
Docker Engine
Dockerイメージ生成・コンテナ起動などを実行するためのDockerのコア機能。
Dockerfileでのイメージ生成も実行。
通常、DockerとはこのDocker Engine(エンジン)を意味します。
Docker Registry
コンテナの基となるDockerイメージを公開/共有するためのレジストリ機能。
Docker Hub(公式レジストリサービス)もDocker Registryを使用している。
Docker Compose
複数コンテナの構成情報をコードで定義し、コマンドを実行します。
これによりアプリケーション実行環境を構成するコンテナ群を一元管理するためのツール。
Docker Machine
Docker実行環境をコマンドで自動生成するためのツール。
AWS EC2、Microsoft Azure、Google Container Engine(GKE)などのクラウド環境やローカルのVirtualBoxなどで動作させます。
Docker Swarm
複数のDockerホストをクラスタ化するツール。
Manager:クラスタ管理やAPIの提供を実施
Node:Dockerコンテナを実行
※Kubernetesの利用拡大によりあまり使用されなくなってきている。