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Oracle データベース アーキテクチャ(Manageability Monitor Process (MMON) and Manageability Monitor Lite Process (MMNL))

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管理性監視プロセス(MMON)および管理性監視ライトプロセス(MMNL)は、自動ワークロードリポジトリ(AWR)に関連するタスクを実行するバックグラウンドプロセス。
AWRは、システム、セッション、個々のSQLステートメント、セグメント、およびサービスの累積統計を含む履歴パフォーマンスデータのリポジトリ。
問題の検出とセルフチューニングの目的で使用される。

MMON

MMONはSGAからさまざまなメモリ統計を収集し、それらをフィルタリングして、自動ワークロードリポジトリ(AWR)に60分ごとにそれらの統計のスナップショットを作成する。
60分がデフォルト値であり、変更できる。
また、自動データベース診断モニター(ADDM)分析を実行し、しきい値を超えるメトリックに対してアラートを発行する。

MMNL

MMNLは、セッション統計(ユーザーID、状態、マシン、および実行中のSQLなど)を収集し、アクティブセッション履歴(ASH)バッファーに格納する。
具体的には、MMNLはV$SESSIONおよびV$SESSION_WAITビューをSGAで毎秒サンプリングし、そのデータをV$ACTIVE_SESSION_HISTORYビューに記録する。
非アクティブなセッションはサンプリングされない。
ASHはメモリ内のローリングバッファとして設計されているため、必要に応じて以前の情報が上書きされる。
ASHバッファーがいっぱいになるか、MMONがスナップショットを取得すると、MMNLはASHバッファーをAWRのDBA_HIST_ACTIVE_SESS_HISTORYビューにフラッシュ(空)する。
スペースが高価なため、10エントリごとに1つだけがフラッシュされる。
MMNLはメトリックも計算する。

MMONとMMNLはどちらも、スレッドまたはオペレーティングシステムプロセスとして実行できる。
データベースインスタンスに加えて、MMONおよびMMNLは自動ストレージ管理(ASM)インスタンスでも実行される。

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